世界一わかりやすい心理学

ー未来の心理職の為の知識・情報室ー

2020-04-28から1日間の記事一覧

選択性緘黙 / 場面緘黙症(Selective Mutism)

ポイント 選択性緘黙の診断基準 問題 解答 ポイント ある状況において、話すことができなくなる(緘黙)状態をしめす。心理社会的な治療が主におこなられる。 選択性緘黙の診断基準 A. 他の状況で話しているのにもかかわらず、話すことが期待されている特定…

精神医学問題集 N

(問) ○うつ病と双極性障害の鑑別 ○うつ病と双極性障害の治療上の留意点 ○統合失調症に併存する身体疾患 ○統合失調症の治療薬の副作用 ○ASDの診断基準について ○ASDの併存する精神疾患について ○摂食障害の治療の身体的側面 ○摂食障害の治療の心理社会的側…

自覚状態 self-awareness

自己に注意が向けられ意識化された状態は、自覚状態(self-awareness)と呼ばれる。 実験的に自覚状態を生じさせる方法としてほ、鏡やTVカメラで自己の姿を見せるなどによって、自己のシンボルと接触させることが多い。 この他には、実際に他者から注目される状況に…

時間的展望 time perspective

時間的展望とは、ある一定の時点における個人の心理学的過去および未来についての見解の総体である。 <参考文献> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/30/1/30_73/_pdf

自己若年視 younger Identity

自己若年視とは、主観年齢を実年齢より若くとらえること。主観年齢は、他者の顔画像が自分より年上か年下かを判断する相対的年齢比較課題の評定値が、実際の年齢差に対して示した分布データから求められた。先行研究では、日本人、韓国人および米国人の実験…

二次的コントロール secondary control

二次的コントロールとは、状況に合わせて個人が変わる過程を表す概念である。集団主義的文化や高齢者心理の特徴を理解するために重要な概念として期待されている。 <参考文献> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/60/2/60_211/_pdf/-char/ja

リバウンド効果 rebound effect

リバウンド効果とは、 ステレオタイプを当てはめないように抑制すると、かえってステレオタイプが活性化して、後の判断や行動におけるアクセスビリティが上昇する効果である。 これは、抑制対象へのアクセサビリティ(認知要素が使われる可能性)が高まるた…