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my note A

青年期の発達課題

エリクソンは,対人や社会との関係から発達段階を考え,各時点に固有の心理·社会的危機を設定した。それぞ れの危機は「信頼対不信」というような葛藤状況にあり,各段階でそれらを克服していくことによって,基本的な自己認識が獲得されるとしている。したがっ…

気分一致効果(mood congruent effect)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 気分一致効果は、覚えるときや思い出すときの気分と、記憶材料の感情価とが一致している場合に、不一致の場合と比べて、覚えやすくあるいは思い出しやすくなって、記憶成績がよくなる現象のことをさしている。たとえば、学…

自動運動

暗闇のなかで呈示された1つの光点をじっと見ていると、静止しているはずの光点が様々な方向に動いて見えることがある。これを自動運動という。これは光点の周囲に適当な枠組みがないとときに、その位置が不安点になって生じやすい。

質問紙法

心理学的な研究法によって開発された性格検査にはいろいろなものがあるが、おおまかに分けると、質問紙法、作業検査法、投影法の3種になる。それぞれに長所と短所があるので、それらをよく知っておく必要がある。 まず、質問紙法は、人格目録法とも呼ばれ、…

選択的注意

◇選択的注意 私たちのまわりには多くの情報が含まれているが、一度にそれらすべてを処理することはできない。何人かの人から一斉に話しかけられるととても話を聞くことはできないが、その中の1人に注意を向けると、その人の話が急にはっきりと大きく聞こえる…

道徳性の発達

➖ ◇道徳性の発達 善悪の判断である道徳性がどのように発達するかについては、前述したピアジェや、道徳性の研究者コールバーグは、認知発達の水準が関わっていると考えた。 ピアジェは、行為の意図や動機はよいが結果的に大きな損害をもたらす場合(病気の母…

パーソナリティー形成における遺伝と環境

◇遺伝と環境 人の性格はそれぞれみな異なっているが、その個人差をもたらす原因として、誰もが遺伝と環境の問題をまずとりあげることであろう。 この問題に対する科学的なアプローチとしては, 双生児を用いた研究がある。その中でよく知られているのはゴット…

内的動機づけ intrinsic motivation

1·内発的動機づけ 内発的動機づけとは、他の報酬の獲得とは無関係で、その動機づけが引き起こす行動そのもののためになされる動機づけのことをいう。これに対して、何らかの他の報酬を得るために手段としての行動を引き起こす動機づけのことは、外発的動機づ…

再生(recall)と再認(recognition)

想起の過程 記憶の実験をする場合の主要な測定法として、再生を調べる方法と再認を調べる方法がある。 再生(recall) 再生とは、覚える際に見た材料がどのようなものであったのかを、直接答えさせる方法である。 つまり、再生とは記銘した刺激を被験者自身…

フロイド(Freud.S) 心の構造

★ □フロイドの心の構造 フロイドの考えた心の構造は図にまとめられており、外界との接点から、意識、前意識、無意識がある。前意識は必要に応じて思い浮かべようと思えば意識できる領域にある。現実原則に基づいて、イドと超自我をうまく調節する役割を果た…

愛着 attachment

★ 愛着とは、親と子どもの間の無条件の信頼関係を指す。 養育者の顔をじっと見つめたり、笑ったり、抱きついてきたりなど、乳児はさまざまな行動を養育者に対して行う。養育者もこのような行動をとる赤ちゃんをかわいいと思い、頼られていることを心から嬉し…

ハイダー(Hidder, F.)

ポイント バランス理論 内的帰属と外的帰属 確認問題 解答 ポイント バランス理論 自分を含めた好悪関係について、ハイダー(1958)はバランス理論を提出している。自分をp, 2人の他者をそれぞれoとqで表現すると, 自分pからoへの好悪関係, pからqへの好悪関…

パターン認知

☆☆ 文字や人の顔などを見たとき、それが何であるかを認識することをパターン認知という。たとえば、「あ」という文字を見て「あ」とわかるためには、形を知覚するだけではなく,入力された形が記憶の中にある文字情報の形と照合されなければならない。しかも,…

マスローの動機の階層性

生理的、心理的欲求によって生じ、生物に行動を起こさせ、適切な目標へと向かわせるものが動機づけである。 マスロー(1954)は、生理的動機、社会的動機を含めて、動機には階層性があることを主張している。動機の階層は生理的動機を一番下の層として、社会的…

ワトソンの行動主義心理学

★ ☆☆☆ 内観法に頼ったり、また言葉だけの分析や解釈では、自然科学と肩を並べる科学的な心理学とはいえないのではないかという主張がなされるようになった。その先頭に立ったのがワトソン(Watson,J.B.)である。 彼は、たとえばある刺激に対して“恐ろしい” と…

幼児の社会性

□社会性の発達 ▷仲間関係の発達 子どもにとって同年齢の仲間と遊ぶ経験は重要であり、対等な仲間との競争や協同を含んだ関係によって,子どもは友達との付き合い方や社会のルールを学ぶ。 仲間関係を通していろいろな他者と自分とを比較し,自分の性格や能力を…

性格の類型論と特性論

★ ☆☆ これまでの性格研究の流れは、大きく2つに分かれる。その一つは、類型論(typology)と呼ばれるものであり、人をいくつかのタイプに分類して理解しようとする立場である。この流れは精神医学を出発点としており、よく知られているのはクレッチマーの体型…

大きさの恒常性

☆☆ 私たちの知覚の対象となっているものの状態は、絶えず動き変化し続けていることが多い。たとえば人が遠ざかっていくとき、2m離れれば1mの距離のときに比べて、網膜上の像の大きさは2分の1になる。しかし私たちは、その人の大きさが2分の1になったとは見な…

シャクター(Schachter, S)/ 情動の2要因説

ポイント 確認問題 解答 ポイント 感情体験には生理的要因と認知的要因の両方が関わっていると主張したのが、シャクターの2要因説である。 シャクターとシンガー(1962)によれば、私たちが感情を体験する過程は、次の通りである。まず、何らかの刺激状況に出…

エリクソン(Erik Homburger Erikson)の漸成発達理論(epigenesis)

ポイント エリクソンの心理・社会的発達段階 乳児期:1歳:基本的信頼:対:基本的不信 (Trust vs. Mistrust) 幼児前期:2歳:自立性:対:恥,疑惑(Autonomy Vs. Shame and. Doubt.) 幼児後期:3-5歳:主導性(自主性・自発性):対:罪悪感 (Initiativ…

気分状態依存効果

◇定義 気分状態依存効果は、覚えたとき(学習時)と思い出すとき(検索時)の気分が一致している場合の方が、不一致の場合と比べて、記憶成績がよくなる現象。バウアーは気分状態異常効果について、単語のリストを学習したあとに、自由再生が求められる実験…

ヴント Wundt.W

★ ☆☆ □ヴント(Wundt.W)の構成心理学 ヴントは1879年にドイツのライプツィヒ大学で世界で最初に心理学の公式ゼミナールを開始した。精神物理学や生物学の手法で人間の意識を解明することを目的とした。「実験心理学の父」。ヴントはよく訓練された実験参加…

奥行きの知覚

☆☆ 人はさまざまな奥行きの手がかりを利用して、2次元の情報を3次元の広がりとして知覚している。この奥行きの手がかりには、生理的手がかり、視差による手がかり、絵画的手がかりがある。 遠くを見るときは水晶体が薄くなり、近くを見るときは厚くなる。こ…

防衛機制(defense mechanism)

ポイント 防衛機制 逃避機制 確認問題 解答 ポイント ◇防衛機制 イドは快感原則によって働くが、超自我の規制を受ける。この相反する力の間で葛藤が生まれ、自我は調整に悩み、さまざまな方法で心の安定を図ろうとするが、そのメカニズムをフロイドは防衛機…

短期記憶 長期記憶

☆☆☆☆☆ □短期記憶 人間の記憶は、その保持時間の長さに基づいて、短期記憶、長期記憶に区分することができる。 短期記憶に一度に保存できる情報の量には限度があり、だいたい7±2項目と言われている。この7という限界は,単に7個というのではなく,情報の意味の…

仮現運動 ウェルトハイマー

★ 踏切の赤いランプが左右交互に点滅する様子では、赤い光がまるで、左から右へ、右から左へ運動しているように見えることがあるだろう。この現象は要素主義では説明できない。 構成する要素は左の光と右の光の2つだが左の光だけ単独で見ていても、右の光だ…

フットインザドア(foot-in-the-door)/ ドアインザフェイス(door-in-the-face)/ ローボールテクニック(low-ball technique)

ポイント フットインザドア技法・段階的要請法(foot-in-the-door) フットインザドア技法の効果を示す実験 ドアインザフェイス・譲歩誘導法(door in the face) ローボールテクニック・承諾先取り法(low-ball technique) 確認問題 解答 ポイント フット…