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【初頭効果と新近効果】コピーライティングはネガティブをポジティブで挟め。

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記憶課題に取り組む際、

その提示順によって再生率が変わることが報告されており、

系列位置効果といわれています。

特に、

最初の数項目の再生率が高いことを指して初頭効果、

最後の数項目の再生率が高いことを指して新近効果といいます。

 

 

初頭効果

「はじめの方に見ていた物はなんとなく覚えている」

 

新近効果

「最後に目にしていた物を、忘れないうちに再生しておく」

 

 

という経験をしたことがある人は多いとおもいます。

 

 

 

この二つの効果をコピーライティングに利用することができます。

 

 

購買に直結しないが良いイメージを与えるキーワードは

はじめにもってきて初頭効果をあたえます。

関心を顧客へ最初でガツンとインパクトを与えないと

そのまま去ってしまいますから、

一番最初に顧客の興味を引いて、

見込み客を増やしていくためですね。

 

つまり

「ポジティブイメージは最初に」

 

 

 

そして

あまり良い購入材料にならないが

伝えないといけないことは

一番記憶の中での再生率の低い中間の方に持ってくる。

 

つまり

「ネガティブな要素を真ん中で提示」

 

 

 

 

最後に

購入の決め手となる購買力の高いキーワードを

最後に持ってくると新近効果を期待でき、

相手の興奮を販売の局面で最高潮にすることができます。

 

つまり

「購入の判断材料になるようなポジティブな要素は最後」

 

 

ちなみに

新近効果は短期記憶にかろうじて残っている記憶痕跡を再生しているにすぎないため、

わずか1分でその短期記憶が消失してしまいます。

その為、最終的に一番記憶に残っているのは

情報が長期記憶に保持されやすい、はじめの情報である。

 

 

 

 

 

P.S.

なお、新近効果を論述する際は、「親近」という誤字に注意。専門書ですらも「親近効果」と誤字になっている場合があります。

 

 

〈参考書籍〉