◇心理学者5選
◻︎科学的な方法として実験を取り入れ、実証科学としての心理学を創設したとされるのはヴント(Wundt.W)である。
ヴント(Wundt.W)の要素的な立場の限界を実験で明らかにしたのはウェルトハイマー(Wertheimer.M)である。彼は、ケーラー(Khlew.),コフカ(Koffka K.)とともに仮現運動の実験を行い、全体的な刺激の特徴(ゲシュタルト) を重視した。
ワトソン(Watson.J.B)は心理学研究の手法として、本人だけの体験である内観に頼るのではなく、客観的にとらえることのできる行動そのものを観察、測定する方法を採用した。すなわち、意識よりも行動を直接の研究対象にした。
意識されることだけを分析しても人の心は理解できないと主張したのはフロイド(Freud.S)である。意識にのぼらない心の深層を無意識と呼び、 無意識を解明するための方法として自由連想や夢の分析を用いた。