類型論と特性論
(問題)
<問1>
( )に入る最も適切な語句を答えなさい。
ドイツの精神医学者(①)は、臨床上の経験から、精神分裂病(統合失調症)は、(②)型の体格の人に多く、課うつ病は(③)型の人に多く現れることを確かめ、,さらにこれらの精神病者の(④)の状態や血縁関係にある人々には、ある一定の(⑤)的特徴が認められることに着目して、分裂質と繰うつ質という類型を考えた。
(神奈川大学院 人間科学研究科 人間科学専攻 臨床心理学研究領域)
<問2>
Jung、C. G.は、心的エネルギーの向かう方向によって、(1)、(2)という類型と共に精神の主な機能として、思者、感情、(3)、(4)の4つの機能類型を考えた。
(法政大学大学院 人間社会研究科 臨床心理学専攻)
<問3>
ユング(Jung、C、G.)は、人間のタイプを外向型と内向型に分け、さらに、それぞれの心的機能を合理的機能である「思考」と「(1)」、非合理的機能である「(2)」と「感覚」の4つに分けて、その組み合わせにより、8つの性格のタイプを提出した。この心的機能には(3)と呼ばれる働きがあり、心は全体として無意識と意識がバランスよく作用して自己統御されているとしている
(愛知淑徳大学院 心理医療科学研究科 心理医療科学専攻 臨床心理学専攻コース)
<問4>
1から5までの人格心理学の研究上の功績をあげた人物を、アからクの中から選びなさい。
1 心的エネルギーの向かう方向により、性格を外向型と内向型に分けた。
2 精神病や病前性格と体型との関連を説明し、人のパーソナリティを類型的に把握屋した。
3 因子分析により、12〜16の根源的特性を抽出した。
4 類型論と特性論を統合的にとらえ、パーソナリティの階層モデルを提唱した。
5 日本の矢田部達郎らが作成した質問紙による性格検査のもととなる人格のモデルを作成した。
ア:Kretschmer、E.
イ:Guilford、J. P.
ウ:Allport、G. W.
エ:Kraepelin、E.
オ:Cattell、R. B.
カ:Jung、C. G.
キ:Eysenck、H. J.
ク:Adler、A.
(愛知淑徳大学院 心理医療科学研究科 心理医療科学専攻 臨床心理学専攻コース)
<問5>
性格に関する特性理論では、P. CostaとR. McCraeが( 1 )と呼ばれるモデルを提唱した。これらの中には神経症傾向(Neuroticism)、外向性(Extraversion)、開放性(Openness)、調和性(Agreeableness)、誠実性(Conscientious -ness)が含まれている。
(東京成徳大学院 心理学研究科 臨床心理学専攻)
<問6>
性格の特性論についての記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。
2.特性論は、性格を質的にいくつかのタイプに分けてとらえる。
3.特性論は、性格の変化を捉えやすい。
4.特性論では、性格のプロフィールを数量的に描く。
5.特性論は、性格の生物学的基盤を前提としている。
<問7>
性格に関する理論について、ピッグ・ファイブに含まれる特性として誤っているものを選びなさい。
1.神経症傾向
2.外向性
3.精神病傾向
4.誠実性
5.調和性
(淑徳大学院 総合福祉研究科 心理学専攻)
<問1>
1、クレッチマー
2、細身
3、肥満
4、発病前
5、気質
<問2>
1、外向
2、内向
3、感覚
4、直感
<問3>
1、感情
2、直感
3、相補性
<問4>
1、カ
2、ア
3、オ
4、キ
5、イ
<問5>
特性5因子モデル
<問6>
4
<問7>
3