二重拘束(ダブル・バインド)/ ベイトソン
二重拘束(ダブルバインド)
ベイトソンにより提唱された。統合失調症患者と母親との間のコミュニケーションの分析から二重拘束の仮説を立てた。
二重拘束(ダブルバインド)」とは、言語的メッセージに矛盾があり、そのために受け手側が心理的に追い話められることをいう。
メタコミュニケーション
コミュニケーションについてコミュニケーションする能力。自分自身や他の人間の意味ある行動についてコメントする能力は、社会的関わりに不可欠なものである。正常な会話では、「どういう意味?」「なんでそんなことしたの?」「からかっているんだろう?」といったメタ・レベルのメッセージが絶えず取り交わされる。相手が言葉の意図を正しく認識するためには、直接間接に相手の表現について何かを言うことができなくてはならない。このメタ・コミュニケーションのレベルを、統合失調症患者はうまく用いることができないようである。