ポイント
まず過渡期の喃語といわれる「子音+母音」の構造が不明瞭な喃語が現れる。生後六ヵ月には規準喃語といわれる複数の音節をもち、「子音+母音」の構造を持つ喃語が現れる。これは聴覚のフィードバックループを確立したもので、喃語が反復するという特徴がありますので、反復喃語ともよばれ、養育者は、この喃語が発声されると、話し始めたと感じるようになります。生後十一ヵ月頃になると、非重複喃語といわれ、「ババババ」のような規準喃語から「バダ」「バブ」のように喃語の「子音+母音要素が異なる母音」が反復して表出されるようになる。
喃語
6-8ヶ月ごろに出現する、乳児が発する意味のない声。
噛語(babbling)の出現生後4ヶ月頃から、母音と子音が分かれて聞きとれるようになる。
基準喃語
母音と子音の構成が明瞭な晴語を発するようになる。
生後6ヶ月に見られる。
ex.ばーばーばー
反復喃語
「マママ」などの繰り返し音は「反復喃語」という。
6〜10ヶ月ごろに見られる。