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反応性愛着障害(Reactive attachment disorder:RAD)

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ポイント

 

・反応性愛着障害(Reactive attachment disorder:RAD)

反応性愛着障害は、通常では見られない不安定で複雑な行動・態度を示す愛着障害の一種である。養育者に対して非常に警戒的で、甘えたいのに素直に甘えることが出来ず、優しく接してくれているのに腹を立てたり嫌がって泣いたりと全く矛盾した態度を見せる。

 

反応性愛着障害は不安定で不適切な養育によって生じるものとされており、安定した養育環境に置かれるとほとんどの場合大きく改善され、この点において発達障害とは明確に区別される。反応性愛着障害は児童のその後に影響を与える可能性が深刻な、比較的珍しい障害として臨床文献に記載されている。

 

DSM-Ⅳの反応性愛着障害の抑制型のことである。

反応性アタッチメント障害ともいう。

 

 

 

・脱抑制性社交障害

DSM-Ⅳの反応性愛着障害の脱抑制型のことである。

初対面の人にも馴れ馴れしく接し、過剰な親しみをしめす。一見社交的に見える。

 

 

確認問題

次の文章が正しければ○、正しくない場合には×を書きなさい。

愛着障害の中核的な特徴は、5歳以前に形成された養育者との異常な関係パターンであり、反応性愛着障害と脱抑制愛着障害がある。

神戸親和女子大学院 文学研究科 心理臨床学専攻 改題)

 

解答