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味覚嫌悪学習 (Taste-aversion Learning)/ ガルシア効果(Garcia effect)

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ポイント

 

 

味覚嫌悪学習(Taste-aversion Learning)は、ガルシア効果(Garcia effect)ともいう。ある食べ物を食べた後に、腹痛や旺き気といった不快体験をすることで、その食べ物が嫌いになること。味覚嫌悪学習は、条件付けがきわめて迅速に生じ、条件付け可能な条件刺激一無条件刺激間隔がきわめて長人覚嫌悪学習は古典的条件付はとは異なるタイプの学習であるとする研究者もい消去抵抗も大きい。古典的条件付けに該当するとされている。

 

 

 

 

確認問題

[1]

味覚嫌悪条件付けは、古典的条件付け、オペラント条件付けのいずれに該当するか述べて、味覚嫌悪条件付けの特徴を2つ述べなさい。

 (名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 人間文化専攻)

 

解答

[1]

味覚嫌悪条件付けは、古典的条件付けに該当するとされている。特徴の一つ目は、条件付けが極めて迅速に生じることである。特徴の二つ目は、条件刺激−無条件刺激間隔がきわめて長く、消去抵抗が大きい点である。