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応用行動分析(ABA:applied behavior analysis)

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ポイント

応用行動分析(ABA:applied behavior analysis)

 

応用行動分析は行動療法の一つで、オペラント条件づけ理論的背景に持っている。応用行動分析は、徹底的行動主義のスキナーから出てきた流れであり、三項随伴性のアセスメントをもとに支援をしていく。

目標行動の学習や技能の獲得のために、スモールステップやトークン・エコノミーなどを用いる。また、社会適応的な自発行動の獲得のために、行動の機能分折を行い先行刺激と結果を制御し、不適応行動の消去および再学習による修正などを行う。

 

cf.

ABC分析

ABC分析は、A:Antecedent(先行条件)「どんなときに」   B : Behavior(行動)「どんな(適切or問題)行動が起き」 C:Consequence(結果条件)「その結果どうなったか」で構成されるABCフレームに行動を当てはめ、なぜその行動が生じているのかを考える行動の分析方法である。    

 

ABAプログラム

ABA(応用行動分析)を用いて、細かい行動の観察によって生活上望ましい行動を増加させ、問題行動などの望ましくない行動を減少させていく一連のプログラムのことをいう。

 

確認問題

[1]

応用行動分析におけるABC分析について、理論的背景にも触れながら、原理を説明しなさい。

名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 人間文化専攻)

 

[2]

下記の用語について簡単に説明しなさい。

・ABA

 

解答

[1]

ABC分析は、A:Antecedent(先行条件)B : Behavior(行動)C:Consequence(結果条件)で構成されるABCフレームに行動を当てはめ、なぜその行動が生じているのかを考える行動の分析方法である。応用行動分析はレスポンデント条件づけとオペラント条件づけ理論的背景に持っている。

 

[2]

応用行動分析は、行動分析で得られた知見を問題行動の理解や修正に応用する心理学の一分野のことである。

客観的に観察・測定可能な行動をターゲットとして、ほとんどの行動は学習により形成されると考え、不適応な行動の消去、適応的な行動の再学習と強化を目標とする。