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遊びについての考え方

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ポイント

 

メラニークライン

子どもは幻想や願望などを遊びを通して表現することができるので、大人の精神分析における夢や自由連想の解釈と同じように、子どもの遊びの解釈することができ=遊びは自由連想のかわり

 

アンナフロイト

遊びを子供と治療者の間のラポールの確立を促すものとして用いた。アンナ・フロイトはプレエディバル(エディブプス期前)な状態では転移は起こらないとするため、遊びのすべてを象徴として解釈することができないと考えた。また彼女は子供の親の影響を排除しておらず、子供の親と治療家が共になって、(子供を教育的に引き連れていくことを重視した。

 

ウィニコット

分析家の遊びの喜びとクライエントの遊びの楽しさが交錯する時に最大の治療効果が生まれる。またクライエントが心の底から 『遊び(playing)』の時間・空間を満喫し、他者と遊ぶ行為を楽しく感じることが出来るならば、精神的問題や対人関係の困難の解決が早まると予測した。すなわち遊ぶこと自体が治療であるため、セラピストは子どもが遊べるように調整しなければならない。