ポイント
δ波(デルタ波)
0.5〜4Hz未満の律動であり、ぐっすり寝ている時に現れる。
θ波(シータ波)
4〜8Hz未満の律動であり、うとうとと眠くなって来た時に現れる。また、θ波の増加は、海馬の萎縮と関係があるとされており、老化によって増え、認知症では顕著に増加が現れる。
α波(アルファ波)
覚醒時出現する8Hz 13H2の律動であり、精神的に比較的活動していないときに出現する。
β波(ベータ波)
13〜40Hz未満の律動であり、精神活動をしている部位に現れる。
確認問題
[1]
成人の脳波について、正しいものを1つ選べ。
① α波は閉眼で抑制される。
② α波は前頭部に優位である。
③ β波はレム睡眠で抑制される。
④ δ波は覚醒時に増加する。
(公認心理師試験 第1回 問10)
解答
[1]
5
① ×抑制→優勢 また、α波は後頭部に優位である。
② 後頭部から頭頂部によく現れる。(優位である。)
③ 睡眠中にβ波はほとんど出ておらず、抑制されるわけではない。
④ δ波はぐっすり寝ている時に現れる。