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カウンセリングでの沈黙

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ポイント

 

カウンセリングでの沈黙の意味

カウンセリングの過程でクライエントが沈黙した場合、そこには以下のような意味があると考えられる。

 

①カウンセラーとの対話・自己との対話を志向する沈黙

真剣に考えていることで容易に考えがまとまらずに言葉を選んでいる時で、伝えたいことがあるがどう話せばいいか考えている。

カウンセラー側の発言をクライエントが待っている。

 

②対話を回避・妨げる沈黙

相談に対して否定的、拒否的な時で、カウンセラーに対する怒りといった感情から沈黙している。

話すことによって笑われるのではないか、と思って話すのをためらっている時、また他の人に迷惑がかかるのではないか、と不安に思っている。

 

沈黙への対応

クライエントは沈黙によって何らかのメッセージをカウンセラーに伝えている。そのため、沈黙の重苦しい雰囲気を回避するために、相談者に何とか会話を促せようといろいろな質問をするのではなく、沈黙の時間を焦ってさえぎることなく、クライエントが沈黙を通してどんなメッセージを伝えているのをじっくり考えて対応する。

カウンセリングがある程度進行した段階で沈黙が続く場合などは、カウンセラー側に逆転移を引き起こさせる事がある。この場合はカウンセラーの内面に生じた感情の解釈が、治療の新だな進展を招く可能性があることを考慮して対応することが望ましい。