世界一わかりやすい心理学

ー未来の心理職の為の知識・情報室ー

治療面接の終結

f:id:a-m-zyozo:20201031154919p:plain

 

ポイント

 

治療面接の終結

カウンセリングの終結の基準

①自我の強化や自己肯定感の向上

自己評価が高まり、それによって日常生活における行動が改善されたとき

 

②他者との対人関係の改善

コミュニケーションスキルや自己主張スキルが向上し、円滑な人間関係が築けるようになったとき

③社会生活における適応性の改善

学校や会社に定期的に通うことができるようになったとき

 

④ストレス耐性や状況対応力の向上

日常生活におけるストレスに対する耐性が向上したとき

 

カウンセリングの終結における留意点

・カウンセラーから強制的に終結を決定するのではなく、クライエントの自主性や意向を考慮して終結に至るのが望ましい。

・カウンセリングが終結した後も、また再びクライエントにカウンセリングが必要になった場合に、気兼ねなく戻れるよう環境を整えておく。