ポイント
治療面接の終結
カウンセリングの終結の基準
①自我の強化や自己肯定感の向上
自己評価が高まり、それによって日常生活における行動が改善されたとき
②他者との対人関係の改善
コミュニケーションスキルや自己主張スキルが向上し、円滑な人間関係が築けるようになったとき
③社会生活における適応性の改善
学校や会社に定期的に通うことができるようになったとき
④ストレス耐性や状況対応力の向上
日常生活におけるストレスに対する耐性が向上したとき
カウンセリングの終結における留意点
・カウンセラーから強制的に終結を決定するのではなく、クライエントの自主性や意向を考慮して終結に至るのが望ましい。
・カウンセリングが終結した後も、また再びクライエントにカウンセリングが必要になった場合に、気兼ねなく戻れるよう環境を整えておく。