ジョゾログ

世界一わかりやすい心理学

ー未来の心理職の為の知識・情報室ー

病気不安症(illness anxiety disorder)/ 身体症状症(Somatic Symptom Disorder)

f:id:a-m-zyozo:20201031154919p:plain

 

ポイント

 

病気不安症(illness anxiety disorder)

病気不安症は、病気になることへの恐怖症であり、病気が不安で仕方がないものである。

 

身体症状症(Somatic Symptom Disorder)

身体の症状にとらわれ続けるものが身体症状症である。身体症状症でもさまざまな身体愁訴を過度に訴え続けるものは、病気不安症とともに心気症と呼ばれていた。

身体症状症は、かつて用いられていたいくつかの診断名(身体化障害、心気症、疼痛障害、鑑別不能型身体表現性障害、その他の関連症群など)に置き換わるものである。

頭痛、下痢などの様々な症状を訴えるが、それらは身体的な病気で説明がつかない

身体的な症状に集中しすぎて、身体感覚が増幅していることが考えられる。

 

 

転換症/ 転換性障害(conversion disorder)

解離症などとともにヒステリーと呼ばれていた。

医学的な診察・検査の結果と合わない運動や感覚の症状を訴える。

失歩、失立、麻痺、けいれん発作などが生じる。

心的なストレスが身体的症状として表れていると考えられる。 

 

作為症 / 虚偽性障害

病気、怪我を捏造して騙すこと。金品や注目が目的である。

 

 

確認問題

[1]

心気症とは何か述べなさい。

東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻 改題)

 

解答

[1]

心気症とは、病気不安症、身体症状症などに対して、かつて用いられていた診断名である。病気不安症はある特定の身体の病気(ガン、肝硬変やエイズといった重大な病気)ではないかと心配し、不安におびえる状態のことである。孤独、挫折、失恋などのストレス、実際その患者を取り巻く環境によって引き起こされるケースが多い。