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発達心理学

初期経験(early experience)

ポイント 初期経験(early experience) 臨界期(critical period) 刷り込み(imprinting) 確認問題 解答 ポイント 初期経験(early experience) 初期経験とは発達に大きな影響を及ぼす出生直後の特殊な経験のことで、初期学習、初期刺激づけともいう。 …

ウィニコット(Winnicott, D.)

ポイント ウィニコット(Winnicott, D.) 原初的没頭(primary maternal preoccupation) ほどよい母親(good-enough mother) ホールディング(holding) 錯覚(illusion)/ 脱錯覚(disillusion) 移行期(transitional period) 移行対象(transitional o…

満足の遅延( delay of gratification)

ポイント 満足の遅延( delay of gratification)は、目の前の報酬に対する欲求を我慢する能力である。 有名なテストに、マシュマロテストがある。これは、子供の前に1つのマシュマロを置き、戻って来るまでにこれを食べるのを我慢できたら、戻ってきたとき…

トマセロ(Tomasello)の9ヶ月革命

ポイント トマセロ(Tomasello)は、三項関係の発生(共同注意、視線追従、社会的参照)、社会性の発達、言語の発達などが起こる9ヶ月頃を、「9か月革命」と呼んだ。

コールバーグ(Kohlberg)の道徳性

ポイント 前慣習的水準(段階) 慣習的水準(段階) 脱慣習的水準(段階)・原則的水準 確認問題 解答 ポイント Kohlbergの道徳性の発達理論の各水準には、前慣習的水準(段階)、慣習的水準(段階)、脱慣習的水準(段階)・原則的水準がある。これの例とし…

発達の区分

ポイント 出生前期(prenatal period):母親の胎内にいる時期 卵体期(ovum:受精後6〜10日) 胎芽期(embryo:〜2か月ごろ) 胎児期(fetus:〜40週まで) 在胎期間22週〜36週で生まれる場合-早産、 37週〜41週6日までに生まれる場合-正期産 42週以後の出…

9歳の壁と小一プロブレム

ポイント 9歳の壁 9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能となる。自分のことも客観的に…

社会性と友人関係(Sosiality and friendship)

ポイント ギャング・グループ(徒党集団・ギャングエイジ) チャム・グループ ピア・グループ 確認問題 解答 ポイント ギャング・グループ(徒党集団・ギャングエイジ) 児童期後半・小学校高学年によく見られるグループ。同一行動による一体感が重んじれ、…

対象喪失(object loss)

ポイント 対象喪失(object loss) 喪の仕事(mourning work) ウォーデン(J, W, Worden) 確認問題 解答 ポイント 対象喪失(object loss) 対象喪失というのは具体的な近親者の死などの自分にとって大切な対象を喪失すること。外的対象喪失のみではなく、…

トマス(Thomas, A.)とチェス(Chess, S.)の気質

トーマスとチェスはNew York Longguitudinal Study:NYLS(=ニューヨーク縦断研究)と名付けられた研究を進め、その中で気質を定義づけ、測定可能としました(1977)。ニューヨーク在住の中流家庭・上流家庭の子ども136名を対象にした縦断研究(それぞれの…

マーシャ(Marcia, J.)/ アイデンティティ・ステイタス・自我同一性地位(identity status)

ポイント 確認問題 解答 ポイント アイデンティティ概念を実証的に研究するうえで最も貢献したのはマーシャ(Marcia, J.)である。マーシャはエリクソンのアイデンティティの考えを発展させた。マーシャは個人のアイデンティティ形成のあり方を判定するアイ…

ゲゼル(Arnold Gesell)/ 成熟優位説 (maturation advantage theory)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 成熟優位説 (maturation advantage theory) 社会や文化が異なっても、時代が変わっても、二足歩行までの運動発達には共通した一定の順序があり、正常な環境において、発達は学習や経験によらず、神経系の成熟によって進むと…

喃語(babbling)

ポイント まず過渡期の喃語といわれる「子音+母音」の構造が不明瞭な喃語が現れる。生後六ヵ月には規準喃語といわれる複数の音節をもち、「子音+母音」の構造を持つ喃語が現れる。これは聴覚のフィードバックループを確立したもので、喃語が反復するという…

クーイング(cooing)

ポイント 生後2か月くらい(0〜4ヶ月)になると、 乳児が「アー」「ウー」などの声を出すようになる。 これをクーイングという。 泣きとは異なる、静かで低い抑揚をもった音。 ・先に表れる・言葉の発達の始まり 生後 2~3ヶ月ごろには少しずつ起きている…

共同注意(joint attention)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 一般に共同注意とは、「他者と事物に注意を配分し共有すること」を指す。それは共同注視と言われることもある。しかし、共同注視という用語では、人間の共同注意という現象を捉えることはできないだろう。共同注意の研究で…

ピアジェ(Piaget,J.)の同化(assimilation)と調節(accommodation)

ポイント シェマ(schema ) 同化(assimilation) 調節・調整(accommodation) 均衡化(equmbration) 確認問題 解答 ポイント ピアジェは均衡化説として、同化と調節を絶えず繰り返しながら発達するとしている。 シェマ(schema ) ピアジェは個体が環境…

馴化ー脱馴化法(habituation-dishabituation method)/ 選好注視法(preferential looking method)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 乳児を対象にした知覚実験をする場合、馴化一脱馴化法という手法が使われることが多い。この手法を使って、生後1か月、4か月の乳児に特定の刺激を繰り返し提示し、馴化させた後に、同じ刺激を再度提示する群と異なる新しい…

キャンポス(J. J. Campos)の社会的参照(social referencing)

ポイント 確認問題 解答 ポイント キャンポスは視覚的断崖を用いた社会的参照の実験を行った。 乳児は自分がどのように行動したらよいかわからないようなあいまいな事象に遭遇したときにそれに対処するために他者の感情表出をみて、それを手がかりとして自分…

原始反射(primitive reflex)

ポイント モロー反射 歩行反射 バビンスキー反射 吸啜反射 (きゅうてつはんしゃ(きゅうせつはんしゃ)) 確認問題 解答 ポイント 原始反射は生育初期だけに見られる特有な反射的行動であり、吸綴反射、モロー反射、バピンスキィ反射(徴候)などがある。 原…

ギブソン(Gibson,  E.J.)とウォーク(Walk , R.D.)の視覚的断崖(visual cliff)

ポイント 確認問題 解答 ポイント ギブソン(Gibson, E.J.)とウォーク(Walk , R.D.)は、視覚的断崖と呼ぶ装置を考案し、乳幼児の奥行き知覚について研究した。 この研究によると、6〜14か月の乳幼児は深い側から母親が呼びかけると、躊躇したり泣き出した…

スピッツ(Spitz, R. A.)

ポイント 確認問題 解答 ポイント スピッツ(Spitz, R. A.)は、実証的な観察に基づき、3ヶ月微笑と8ヶ月不安を提唱した。 3ヶ月微笑(無差別微笑)とは、生後3ヶ月頃の乳児が、正面を向いた顔を見ると微笑みかける現象のことを差す。 この頃の乳児には人の…

ボウルビー(Bowlby, J.)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 愛着とは、親と子どもの間の無条件の信頼関係を指す。(つまり、母親といった特定の対象(大人、養育者)に対する特別の情緒的な絆をいう。) アタッチメント関係は養育者と子どもとの情動制御の中で形成される。 愛着はボ…

ハーロー(Harlow , H. F.)

ポイント 確認問題 解答 ポイント ハーローの代理母実験生後間もないアカゲザルを母親から離し、柔らかい布製の代理母とミルクを飲むことが可能な唯乳瓶を備えた針金製の代理母を設置した艦の中で飼育した。その結果アカゲザルは布製の代理母の周囲にいたり…

エインズワース(Ainsworth, M. D.)/ ストレンジ・シチュエーション法

ポイント 確認問題 解答 ポイント ストレンジ・シチュエーション法はエインズワース(Ainsworth, M. D.)が行った実験法で、子どもの愛着の型を分類する方法。新奇な実験室において、①母子同室場面、②見知らぬ女性の入室場面、③母親の退出・見知らぬ女性との…

ヴィゴツキー(Vygotsky, L. S.)/ 発達の最近接領域(zone of proximal development)

ポイント 確認問題 解答 ポイント ロシアの心理学者ヴィゴツキーは、何らかの課題解決中に子どものひとりごとが増加することに注目した。 大人は、内的な発話 (内言) を用いて思考する。 彼は子どもの自己中心的発話も、思考の道具としての内言の機能を持つ…

プレマック(Premack, D.)の心の理論(theory of mind)

ポイント 確認問題 解答 ポイント 動物学者のプレマック(Premack, D.)が提唱した概念。 ヒトや動物が他者の「こころ」の状態(目的、思著、意図、信念など)を理解し推量する働き。およそ3歳頃から成立すると考えられている。 誤信念課題(false-belief ta…

フロイト(Freud,S.)の心理性的発達段階説(Psychosexual development)

ポイント 口唇期(orel phase)1〜1.5歳 肛門期(anal phase)1.5〜3歳 男根期・エディプス期(oedipal phase)3〜5歳 潜伏期(latency phase)6〜12歳 性器期(genital phase)12歳〜 エディブス・コンプレックス エレクトラコンプレックス 確認問題 解答 …

ピアジェ(Jean Piaget)の認知発達段階説

ポイント 感覚運動期 (0〜2才) 前操作期(2〜7才) 前操作期:前概念的思考段階(2〜4才) 前操作期:直感的思考段階(4〜7才) アニミズム(animism) 自己中心性(ego-centricity) 延滞模倣 可逆性や保存の病念が不十分 具体的操作期(7〜11…

発達に関する一般的な原理

ポイント 成長 発達 成熟 確認問題 解答 ポイント 成長 「成長」は量的な変化であり、時間の経過に伴って大きさや構造的な複雑性の増大という形で観察されるものである。 例えば身長や体重の変化は量的な変化として捉えることができる「成長」と言えよう。 …

エリクソン(Erik Homburger Erikson)の漸成発達理論(epigenesis)

ポイント エリクソンの心理・社会的発達段階 乳児期:0~1歳6ヶ月:基本的信頼:対:不信 (Trust vs. Mistrust) 徳:希望 幼児前期:1歳6ヶ月〜3歳:自立性:対:恥,疑惑(Autonomy Vs. Shame and. Doubt.) 徳:意思 幼児後期:4-6歳:主導性(自主性・自…