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逃避学習(Escape Learning)・回避学習(Avoidance Learning)

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ポイント

 

 

逃避学習は、「経験によって、嫌悪刺激が呈示されてから逃避反応がなされるまでの反応時間が短縮されていく学習過程」である。

逃避学習が、連続強化で訓練された場合は、消去抵抗が低く、容易に消去されるが、部分(間歇)強化で訓練された行動は消去抵抗が高く、消去されにくい。

 

 

回避学習は、「嫌悪刺激を予告する刺激が呈示され、刺激呈示中に特定の反応をすれば嫌悪刺激は来ないという学習」である。

回避反応の消去手続きにおいて、反応しても反応しなくても嫌悪刺激が与えれえない。この場合、回避反応の消去抵抗は極めて高い。一方、反応しても反応しなくても嫌悪刺激が与えれば、回避反応は急速に減少する。

 

 

cf.

 

 

確認問題

 

回避学習と逃避学習の違いを簡単に述べなさい。特に消去抵抗に関して述べなさい。

名古屋市立大学大学院)

 

 

確認問題

 

逃避学習は、「経験によって、嫌悪刺激が呈示されてから逃避反応がなされるまでの反応時間が短縮されていく学習過程」である。逃避学習が、連続強化で訓練された場合は、消去抵抗が低く、容易に消去されるが、部分(間歇)強化で訓練された行動は消去抵抗が高く、消去されにくい。 回避学習は、「嫌悪刺激を予告する刺激が呈示され、刺激呈示中に特定の反応をすれば嫌悪刺激は来ないという学習」である。回避反応の消去手続きにおいて、反応しても反応しなくても嫌悪刺激が与えれえない。この場合、回避反応の消去抵抗は極めて高い。一方、反応しても反応しなくても嫌悪刺激が与えれば、回避反応は急速に減少する。