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ワーキングメモリー(working memory)

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ポイント

 

ワーキングメモリーは作業記憶、作動記憶ともいう。何らかの作業を行うために必要な情報を一時的に保存する際に働く動的な記憶システムのこと。短期記憶を意味するものとして使用されることもある。

 

バッデリーとヒッチは中央実行系と、下位のシステムとして、エピソードバッファ、視空間スケッチパット、音韻ループの3つの要素から成ると考えた。

 

 

確認問題

[1]

記憶に関する次の記述のうち、適切でないものを選びなさい。

1.ワーキングメモリには、音声ループ、視空間スケッチパッド、中枢制御部の3つのサブシステムが想定されている。

2.感覚記憶とは、視覚情報や聴覚情報に関する1秒〜2秒程度の短い記憶である。

3.過去に体験したあるいは起こった事柄の記憶は展望的記憶とよばれる。

4.長期記憶には、エピソード記憶意味記憶が含まれる。

5.短期記憶には、感覚記憶からの情報が転送される。

淑徳大学大学院 総合福祉研究科 心理学専攻)

 

[2]

下記の用語について簡単に説明しなさい。

・working memory

福島大学大学院 人間発達文化研究科 学校臨床心理専攻)

 

 

解答

[1]

 

[2]

ワーキングメモリーは、何らかの作業を行うための情報を保ちながら、その情報を操作するための記憶システムである。作業記憶、作動記憶ともいう。バッデリーとヒッチは中央実行系と、下位のシステムとして、エピソードバッファ、視空間スケッチパット、音韻ループの3つの要素から成ると考えた。