世界一わかりやすい心理学

ー未来の心理職の為の知識・情報室ー

2019-05-24から1日間の記事一覧

気分状態依存効果

◇定義 気分状態依存効果は、覚えたとき(学習時)と思い出すとき(検索時)の気分が一致している場合の方が、不一致の場合と比べて、記憶成績がよくなる現象。バウアーは気分状態異常効果について、単語のリストを学習したあとに、自由再生が求められる実験…

ジェームズ=ランゲ説(James-Lange Theory) / キャノン=バード説(Cannon-Bard Theory)

ポイント 確認問題 解答 ポイント □ジェームズ=ランゲ説 身体的生理的変化が感情体験を引き起こすと考える感情についての理論である。抹消起源説とも呼ばれる。 外的な刺激によってまず生理的変化が生じ、その変化を脳が受信することで情動が生じる。「人は…

ヴント Wundt.W

★ ☆☆ □ヴント(Wundt.W)の構成心理学 ヴントは1879年にドイツのライプツィヒ大学で世界で最初に心理学の公式ゼミナールを開始した。精神物理学や生物学の手法で人間の意識を解明することを目的とした。「実験心理学の父」。ヴントはよく訓練された実験参加…

奥行きの知覚

☆☆ 人はさまざまな奥行きの手がかりを利用して、2次元の情報を3次元の広がりとして知覚している。この奥行きの手がかりには、生理的手がかり、視差による手がかり、絵画的手がかりがある。 遠くを見るときは水晶体が薄くなり、近くを見るときは厚くなる。こ…

防衛機制(defense mechanism)

ポイント 防衛機制 逃避機制 確認問題 解答 ポイント ◇防衛機制 イドは快感原則によって働くが、超自我の規制を受ける。この相反する力の間で葛藤が生まれ、自我は調整に悩み、さまざまな方法で心の安定を図ろうとするが、そのメカニズムをフロイドは防衛機…