自動的処理
◇自動的処理
人間の判断や行動の多くは意識的な思考を伴わなわず効率的な処理が進められる。
◇自動的処理の印象形成
刺激人物に対して同定を行い、自分に関わる人物でなければ、印象分析を停止します。
反対に、自分に関わる人物であった場合は、特別かどうかの判断を下します。
特別な人物でなかった場合、大まかに判断できれば十分なので、類型化を行い、なんらかのカテゴリーに一致するか否かを判断します。
◇帰属過程
自動的処理として、
他社の行動を観察した直後、行動のカテゴリー化として、その行動についての意味が分析される。
そして、行為者の特性評価が行われ、その人の特性が推論される。
このときに、観察された行動が本人の性格や意思によって生じたと理由づけすることを、内的帰属。状況の制約や圧力によって生じたと理由づけすることを外的帰属という。この二つが原因帰属である。
ここまでが自動的処理になる。
ここからは認知容量に余裕があれば、統制的処理として状況による修正が行われる。
<参考図書>
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