弁証法的行動療法(DBT:Dialectical behavior therapy)
弁証法的行動療法(DBT:Dialectical behavior therapy)
創始者はリネハン(Linehan, M.M.)である。自殺企図を持つ境界性パーソナリティ障害に特化した介入技法として開発された。特に重度のうつ病、境界性パーソナリティ障害、摂食障害の治療法として効果があるとされる。
弁証法的行動療法は、禅の思想を受け入れたマインドフルを土台とし、認知療法的アプローチ・行動療法的アプローチを組み合わせ、境界性パーソナリティ障害に特徴的とされる衝動性や対人関係の問題に取り組んでいく心理療法である。DBTでは境界性パーソナリティ障害において不足していると考えられる4タイプのスキルの習得を目指す。
4つの主要スキルは、コアとなるマインドフルネススキル、対人関係スキル、情動制御スキル、苦痛耐性スキルである。