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心身症(psychosomatic disease)

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ポイント

 

心身症( psychosomatic disease)は、その身体疾患の症状発現や症状の消長に心の問題の関与が大きい身体疾患の総称。何らかの身体的な疾患が、精神の持続的な緊張やストレスによって発生したり、症状の程度が増減する。身体的な検査で実際に異常を認めることも多い身体疾患であるが、症状の発生や、症状の増悪に心因が影響している疾患をさす。身体的な治療と並行して、心理面の治療やケア(ストレス管理・認知行動療法など)も必要な場合が多い。

 

心身症とは「身体疾患の中で、その発症や経過に心理・社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態」のことである。この定義の中で特に大切なのは「身体疾患の中で」という部分だ。つまり心身症とは、本書の対象である「こころの病気」ではなく、「体の病気」であると考えなくてはならない。それは内臓の構造の(器質的)異常や働きの(機能的)異常を伴っており「神経症うつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する」とされている。

 

 

確認問題

[1]

心身症とは何か述べなさい。

東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科 人間科学専攻 改題)

 

解答

[1]

心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理・社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態のことである。身体的な治療と並行して、心理面の治療やケア(ストレス管理・認知行動療法など)も必要な場合が多い。