ポイント
フロイトは人の精神が意識・前意識・無意識の3つの領域から構成されていると述べた。これを局所論(topography theory)という。
①意識
記憶や感情、思考や認知など、心の現象として経験できる領域。自身でコントロールすることが可能である。
②前意識
普段は意識されていないが、思い出そうと注意を向ければ思い出せる領域。たとえば前日の食事の内容は、普段意識になくても、思い出そうとすれば思い出せるだろうから、前意識にあることがわかる。
③無意識
心の現象として経験できず、自身でコントロールすることのできない領域。前意識のように思い出そうとしても思い出せない。
確認問題
[1]
フロイト(Freud、S.)は、現時点で意識の領域にはないが、意識しようとすれば意識化が可能な心の内容を(1)と呼んだ。
(目白大学大学院 心理学研究科 臨床心理学専攻)
解答
[1]
1、前意識