臨床心理士の専門業務
ポイント
臨床心理査定
種々の心理テストや観察面接を通じて、個々人の特徴や問題点の所在を明らかにすると同時に、心の問題で悩む人々をどのような方法で援助するのが望ましいか明らかにしようとする。
臨床心理面接
来談する人の特徴に応じて、さまざまな臨床心理学的技法を用いて、クライエントの心の支援を行うことであり、臨床心理士のもっとも中心的な専門行為である。
臨床心理的地域援助
特定の個人を対象とするだけでなく、地域住民や学校、職場に所属する人々(コミュニティ)の心の健康や地域住民の被害の支援活動を行う。また、一般的な生活環境の健全な発展のために、心理的情報を提供したり提言する活動を行う。
上記3領域に関する研究
心の問題への援助を行っていくうえで、技術的な手法や知識を確実なものにするために、基礎となる臨床心理的調査や研究活動を実施する。
確認問題
[1]
他職種との連携・協働する際の臨床心理士のあり方として最も大切だと思うことについて、あなたの心理臨床経験を踏まえて述べなさい。
(1001字以上1200字以内)
解答
[1]
臨床心理士の専門業務は、臨床心理査定、臨床心理面接、臨床心理的地域援助、これら3つに関する調査・研究の4つである。