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心理療法の面接における「抵抗」

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心理療法の面接において、面接に遅れてきたり、連絡なく来談しなかったりなど、面接の進行を妨げる行為のことを抵抗という。

フロイトは抵抗を、抑圧(防衛)抵抗、転移抵抗、疾病利得抵抗、反復強迫抵抗、超自我抵抗の5つに分類した。

問題解決を求めて来談しているクライエントが、自分の抱えている問題の解決に積極的に取り組まないことを疾病利得抵抗という。

「話すことがもうありません」と沈黙を続けたり、「それは大したことではないので」と話題を変えたりすることを抑圧(防衛)抵抗という。