ポイント
ストレス反応を低減することを目的とした、絶えず変化していく認知的または行動的努力のプロセスを、コーピングと呼ぶ。
フザラスは、2次的評価での脅威的出来事に対する対処方法をコーピングと呼び、これを問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングに分類した。
問題焦点型コーピングは、脅威となるストレスフルな出来事そのものの解決をめざし、情報収集をしたり、解決方法を考えたり、実際に行動するといった積極的な対処方法。脅威事態そのものの除去を目標とする。
情動焦点型コーピング、脅威となるストレスフルな出来事によって生じた不快な感情を緩和するために、気晴らし行動をするといった対処方法。脅威事態そのものはなくならないが、それによるネガティブな感情を和らげることを目標とする。
確認問題
[1]
コーピングのスタイルには大きく分けて2つある。それぞれの名称を日本語で書き簡単に説明しなさい。
(名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 人間文化専攻)
解答
[1]
フザラスは、2次的評価での脅威的出来事に対る対処方法をコーピングと呼び、これを問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングに分類した。問題焦点型コーピングは、脅威となるストレスフルな出来事そのものの解決をめざし、情報収集をしたり、解決方法を考えたり、実際に行動するといった積極的な対処方法。脅威事態そのものの除去を目標とする。情動焦点型コーピングは、脅威となるストレスフルな出来事によって生じた不快な感情を緩和するために、気晴らし行動をするといった対処方法である。脅威事態そのものはなくならないが、それによるネガティブな感情を和らげることを目標とする。