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うつ病(major depressive disorder)/ 双極性障害(bipolar disorder)

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ポイント

 

うつ病(major depressive disorder)

 

症状

抑うつ気分

・興味・喜びの著しい減退

・食欲減退や体重減少(食欲増加や過食)

・不眠(過眠)

・精神運動焦燥または精神運動制止

・気力減退や疲労

・自己の無価値観や罪責感

・思考力、集中力の減退、決断困難

・自殺思慮、死についての反復思考

 

うつ病の種類

 

メランコリー親和型うつ病

中高年層に多いうつ病。私たちがうつ病と認識している従来のうつ病である。関連する気質は下田が提唱した執着気質やテレンバッハが提唱したメランコリー親和型性格(帳面で、何事においても完全主義、責任感も強く、対人関係も細やかな配慮が行き届いている)がある。症候学的特徴に焦燥と抑制、疲弊と罪悪感、完遂しかねない熟考した自殺企図が常にある。

 

・ディスチミア親和型うつ病(現代うつ)

青年期(20代〜30代の比較的若い世代)に近年多くみられるうつ病。関連する気質はwaltersが提唱した学生無気力症(student apathy)や退却傾向と無気力がある。

症候学的特徴に不全感と倦怠(疲れやすさ)、回避と他罰的感(自分に対する罪責感があまりなく、世間や他人を責める傾向)、衝動的な自傷、一方で軽やかな自殺企図がある。

 

・仮面うつ

うつ病によく現れる精神症状(気分が落ち込む、イライラする等)よりも、身体症状(眠れない、微熱が続く等)を強く訴えるうつ病

 

 

cf.

DSM-5以前では双極性障害とともに、気分障害(mood disorder)と総称されていた。

 

セロトニン(serotonin)は、神経伝達物質の1つで、精神の安定をもたらす機能があると考えられている。うつ病の発症メカニズムとして、セロトニンは、ドーパミンノルアドレナリンとともにまとめてモノアミンと総称されており、これらモノアミンの現象がうつの発生と関連するという仮説をモノアミン仮説と呼ぶ。

  

 

うつ病の診断基準

A. 以下の症状のうち5つ(またはそれ以上)が同じ2週間の間に存在し、病前の機能からの変化を起こしている。これらの症状のうち少なくとも1つは(1)抑うつ気分、または(2)興味または喜びの喪失である。

(1)抑うつ気分

(2)興味・喜びの著しい減退

 →興味の喪失(Intarest)

(3)食欲変化・体重変化(減少または増加)

   →食欲障害(Appetile)☆

(4)睡眠障害(不眠または過眠)☆

   →睡眠障害(Sleep)

(5)精神運動焦燥または制止

   →精神運動制止または興奮(Psychomoter retadaition or agitation)

(精神運動の制止は,話し方や動作が普段より遅くなっている,言葉がなかなか出てこない,周囲の人からもそれを指摘されるといった症状。一方、焦燥というのはその反対で,じっとしていられず,動き回ったり,座っていられなくなったりする症状。)

(6)疲労感または気力の減退

   →エネルギーの減退(Energy)☆

(7)無価値感あるいは罪責感

 →罪悪感(Guilt)(無価値観☆、絶望感・後悔☆)

(8)思考力・集中力の減退または決断困難

   →集中力の低下(Concentration)☆

(9)自殺念慮・自殺企図

   →希死念慮自殺念慮、自殺企図(Suicidality)

 

☆のついた6項目もうち2つ以上満たすと、気分変調性障害(持続性抑うつ)

 

B. その症状は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

 

C. そのエピソードは物質の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものではない。

 

D. 抑うつエピソードは、統合失調感情障害、統合失調症統合失調症様障害、妄想障害、または他の特定および特定不能統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群によってはうまく説明されない。

 

E. 躁病エピソードまたは軽躁病エピソードが存在したことがない。

 

 

うつ病への心理学的介入(心理療法

 

アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT: Acceptance and commitment therapy)

a-m-zyozo.hatenablog.com

 

 

対人関係療法(interpersonal therapy)

 

a-m-zyozo.hatenablog.com

 

論理情動行動療法(rational emotin behavior therapy)

 

a-m-zyozo.hatenablog.com

 

 

回想法(reminiscence / life review)

 

a-m-zyozo.hatenablog.com

 

 

持続性抑うつ障害(気分変調症)(Persistent Depressive Disorder)

この障害はDSM-IVで定義された慢性の大うつ病性障害と気分変調性障害を統合したものである。

 

 

持続性抑うつ障害(気分変調症)の診断基準

A.  抑うつ気分がほとんど1日中存在し、それのない日よりもある日のほうが多く、その人自身の説明または他者の観察によって示され、少なくとも2年続いている。

注:子どもや青年では、気分は易怒的であることもあり、また期間は少なくとも1年間はなければならない。

B.  抑うつの間、以下のうち2つ(またはそれ以上)が存在すること

(1)食欲の減退または増加
(2)不眠または過眠
(3)気力の減退または疲労
(4)自尊心の低下
(5)集中力の低下または決断困難
(6)絶望感

C.  この症状の2年の期間中(子どもや青年については1年間)一度に2ヵ月を超える期間、基準AおよびBの症状がなかったことはない。

D.  2年の間、うつ病の基準を持続的に満たしているかもしれない。

E.  躁病エピソードまたは軽燥病エビソードが存在したことは一度もなく、また、気分循環性障害の基準を満たしたこともない。

F.  障害は、持続性の統合失調感情障害、統合失調症、妄想性障害、他の特定される、または特定不能統合失調症スペクトラム障害やその他の精神病性障害ではうまく説明されない。

G.  症状は、物質(例:乱用薬物、医薬品)、または他の医学的疾悪(例:甲状腺機能低下症)の生理学的作用によるものではない

H.  症状は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている

注:抑うつエピソードの基準には持続性抑うつ障害(気分変調症)の症状リストにない4つの症状が含まれるため、ごく少数の人で、葬うつ症状が2年以上継続しながら持続性抑うつ障害の基準を満たさないこともありうる。現在の疾患エピソード中のある時点で抑うつエピソードの基準を完全に満たせば、うつ病という診断名がつけられるべきである。そうでない場合には、他の特定される。または特定不能抑うつ障害と診断される。

>特定せよ

不安性の苦痛を伴う

混合性の特徴を伴う

メランコリアの特徴を伴う

非定型の特徴を伴う

気分に一致する精神病性の特徴を伴う

気分に一致しない精神病性の特徴を伴う

周産期発症

 

 

 

双極性障害(bipolar disorder)

気分の変動が正常な範囲を超えて、その状態が継続的に持続する状態。

症状

・気分の高まり

・些細なことで怒る

・口数が増える

・行動せずにいられない

・話さずにいられない

・注意が簡単にそれる

・仕事などの社会的な活動の増加

・目的がない行動の増加

 

 

双極性障害の種類

 

・双極Ⅰ型障害

高揚した状態である「顕状態」と落ち込んだ状態である「うつ状態」の2つの気分の状態が繰り返し現れる通常の繰うつ病

 

双極Ⅱ型障害

うつ状態」は通常に現れるが「躁状態」は軽い課状態として現れる操うつ病。一見するとうつ病と見誤ることがある。

 

・気分循環性障害

軽度の双極性型障害のこと。正常な気分の波ではないが双極Ⅱ型ほどの波ではない

 

cf.

DSM-5以前では双極性障害うつ病ともに、気分障害(mood disorder)と総称されていた。

 

双極Ⅰ型障害の診断基準

A. 少なくとも1つ以上の躁病エピソードに該当すること

B. 躁病エピソードと抑うつエピソードの発症が、統合失調感情障害、統合失調症統合失調症様障害、妄想性障害、または、他の特定されるまたは特定不能統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害ではうまく説明されない。

躁病エピソード

A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的となる。加えて、異常にかつ持続的に亢進した目標指向性の活動または活力がある。このような普段とは異なる期間が、少なくとも1週間、ほぼ毎日、1日の大半において持続する(入院治療が必要な場合はいかなる期間でもよい)

→感情の障害により、爽快気分・易怒性が普段とは明らかに異なる

 

B.  気分が障害され、活動または活力が亢進した期間中、以下の症状のうち3つ(またはそれ以上)(気分が易怒性のみの場合は4つ)が有意な差をもつほどに示され、普段の行動とは明らかに異なった変化を象徴している。

(1)自尊心の肥大、または誇大

(2)睡眠欲求の減少

(3)普段より多弁であるか、しゃべり続けようとする切迫感

(4)観念奔逸、またはいくつもの考えがせめぎ合っているといった主観的な体験

(5)注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないまたは関係のない外的刺激によって他に転じる)が報告される。または観察される。

(6)目標指向性の活動(社会的、職場または学校内、性的いずれか)の増加、または精神運動焦燥(すなわち、無意味な非目標指向性の活動)

(7)困った結果につながる可能性が高い活動に熱中すること(ex:制御のきかない買いあさり、性的無分別、またはばかげた事業への投資などに専念すること)

 

Distractibility:注意転導性亢進(5)

Indiscretion:無思慮(7)

Grandiosity:誇大性,または自尊心の肥大(1)

Flight of ideas:観念奔逸,または思考の空転(4)

Activity increase:活動性亢進(6)

Sleep deficit:睡眠欠如(2)

Talkativeness:多弁(3)

→DIGFAST

 

C.この気分の障害は、社会的または職業的機能に著しい障害を引き起こしている、あるいは自分自身または他人に害を及ぼすことを防ぐために入院が必要であるほど重篤である、または精神病性の特徴を伴う。(著しい機能障害)

D. 本エピソードは、物質(例:薬物乱用、医薬品。または他の治療)の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものではない。(除外基準)

 

双極Ⅱ型障害の診断基準

A. 少なくとも1つの軽躁病エピソードが、診断基準(「軽躁病エピソード」の項、基準A〜F)に該当し、加えて、少なくとも1つの抑うつエピソードが診断基準(「抑うつエピソード」の項、基準A~C)に該当したことがある。

B. 過去、躁病エピソードがない。

 

軽躁病エピソード

 

A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的となる。加えて、異常にかつ持続的に亢進した活動または活力のある、普段とは異なる期間が、少なくとも4日間、ほぼ毎日、1日の大半において持続する。

 

B. 気分が障害され、かつ活力および活動が亢進した期間中、以下の症状のうち3つ(またはそれ以上)(気分が易怒的のみの場合は4つ)が持続しており、普段の行動とは明らかに異なった変化を示しており、それらは有意の差を持つほどに示されている。

(1)自尊心の肥大、または誇大

(2)睡眠欲求の減少

(3)普段より多弁であるか、しゃべり続けようとする切迫感

(4)観念奔逸、またはいくつもの考えがせめぎ合っているといった主観的な体験

(5)注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないまたは関係のない外的刺激によって他に転じる)が報告される。または観察される。

(6)目標指向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動焦燥(すなわち、無意味な非精神指向性の活動)

(7)困った結果につながる可能性が高い活動に熱中すること(ex:制御のきかない買いあさり、性的無分別、またはばかげた事業への投資などに専念すること)

→躁病エピソードと同じ

 

C. 本エピソード中は、症状のない時の其の人固有のものではないような、疑う余地のない機能の変化と関連する。

→普段と異なるかどうか

 

D. 気分の障害や機能の変化は、他者から観察可能である。

→他者から観察可能かどうか

 

E. 本エピソードは、社会的または職業的機能に著しい障害を引き起こしたり、または入院を必要とするほど重要ではない。もし精神病性の特徴を伴えば、定義上、そのエピソードは躁病エピソードとなる。

→著しくはない機能障害

 

F. 本エピソードは、物質(ex:薬物乱用、医薬品、またはその他の治療)の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものではない。

 

うつ病双極性障害の鑑別

うつ状態を呈している人に躁病エピソードの既往がないか聞く必要がある。うつ病と診断した人の中に双極性障害の人がいないか探す手がかりとして、抗うつ薬の反応(抗うつ薬によって躁転していないかなど)、症状(焦燥感、イライラ感、過食や食欲増加など)、病歴(エピソードが反復的、家族歴、若年発症など)をあげることができる。

 

双極性障害の治療上の留意点

 

双極性障害には気分安定薬によるエピソードの予防が行われる。双極性障害の治療薬はつらい副作用を我慢しなければいけないことが多い。何種類もの薬を服薬しなければいけない可能性もある。採血も頻繁にある。患者自身の病識や認知機能が低下する場合もある。以上のようなことを理解し、薬物治療がきちんと行われないことに対しても支援が考えられる。また、薬物治療だけではエピソードの再発を防ぐことは極めて困難なため、対人関係・社会リズム療法などを併用していく。不眠に対する認知行動療法、不安に対する心理療法、身体症状に対するバイオフィードバック療法なども有効とされる。

 

 

 確認問題

 

[1]

下記の用語について簡潔に説明しなさい。

・mood stabilizer

静岡大学大学院 人文社会科学研究科 臨床人間科学専攻)

 

[2]

次のような精神症状や障害を何というか。

・生命エネルギーが失われ、悲観的にものごとを考え、罪責感や希死念慮をもつ。

京都学園大学大学院 人間文化研究科 人間文化専攻)

 

[3]

うつ病の自記式評価尺度としては(1)のうつ病自己評価がよく知られており、面接と観察によるうつ病の評価尺度としては(2)のそれが知られている。

(法政大学大学院 人間社会研究科 臨床心理学専攻)

 

[4]

括弧に入る最も適切な語句を答えなさい。

内因性うつ病では、朝に症状がひどく、タ方になると幾分軽快するという症状の(1)が観察されやすい。また、食欲不振、頭重、便秘などの自律神経症状を伴うのが内因性うつ病の特徴であり、中でも気分障害が目立たず、身体症状を主訴として内科を受診する例が多いのが(2)である。遷延化したうつ病の治療においては、ベックの(3)が効果を上げている。

(法政大学大学院 人間社会研究科 臨床心理学専攻)

 

[5]

操状態において認められることの多い症状は、次のうちどれか。最も適切なものを一つ選びなさい。

1.思考抑制 2.行動抑制 3.抑制欠如 4.不決断 5.過食

帝京平成大学院 臨床心理研究科 臨床心理学専攻)

 

[6]

メランコリー親和型うつ病と現代型うつ病について、二つの概念を比較検討しながら、それぞれの特徴を述べなさい。

大正大学大学院 人間学研究科 臨床心理学専攻)

 

[7]

気分障害は大きく単極型と(1)のふたつに分類され、単極型の感情障害であるうつ病病前性格としては下田光造の提唱した(2)性格やテレンバッハが提唱した(3)性格がよく知られている。

(法政大学大学院 人間社会研究科 臨床心理学専攻)

 

[8]

うつ病やその他の抑うつを主な症状とする疾患の診断基準について、アメリカ精神医学会が2013年に発表したDSM-5では、DSM-Ⅳにおける分類、診断基準と比べていくつかの変更点がみられる。変更点を順に挙げ、変更によりクライエントに生じるメリットand / orデメリットがあれば言及しなさい。産後に発症するうつ病/抑うつ状態に関しては必ず含めなさい。 

名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 人間文化専攻)

 

[9]

次の神経伝達物質のうち、抑うつに関わるものはどれか、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1.アセチルコリン 2.アドレナリン 3.オキシトシン 4.セロトニン

静岡大学大学院 人文社会科学研究科 臨床人間科学専攻)

 

 

 

 

解答

 

 

[1]

気分安定剤。激しい持続的な気分の変化を特徴とする気分障害、典型的には双極性障害の治療に用いられる精神科の薬である。抗躁薬は、日本において抗精神病薬と抗躁薬にしか薬の分類が発達していなかった時代の名残で、一般に気分安定薬の語が用いられる。

 

[2]

うつ病

 

[3]

1、SDS

2、HAM-D

 

[4]

1、日内変動

2、仮面うつ病

3、認知療法

 

[5]

5

 

[6]

 メランコリー親和型うつ病とは、従来のうつ病であり、テレンバッハが提唱したうつ病病前性格を持つうつ病である。その特徴としては、凡帳面で何事においても完全主義であり、また責任感も強く、対人関係も細やかな配慮が行き届いている。罪悪感や抑うつ感が強く、また死にたいという希死念慮がある。

 一方、現代うつとはディスチミア親和型うつ病とも言われる20代〜30代の比較的若い世代に近年多くみられるうつ病である。メランコリ一親和型うつ病で特徴的な抑うつ気分や死にたいという気持ちは目立たず、不全感と倦怠が前面に出やすい。また、自分に対する罪責感があまりなく、どちらかというと「自分がこの状態になったのは、今の社会が悪い、会社が悪い」といった世間や他人を責める傾向がある。

 

 

[7]

1、双極型

2、執着

3、メランコリー親和型

 

[8]

Major Depressive Disorder(大うつ病性障害)の随伴症状である「産後うつ病」が「出産前後のうつ病」に拡大されたことが変更点としてあげられる。DSM-IVでは「産後うつ病」が扱われていたが、出産後だけではなく妊娠中からでも気分変動は生じることから、DSM-5では期間を拡大し、妊娠中・出産後4週を含む「出産前後のうつ病」と改められた。「産後うつ病」が扱われてる期間が長くなったことがクライエントのメリットである。

 

[9]

4

 

 

 

 

 

 

<英文/English text>

 

 

 

Point.

 


Depression (major depressive disorder)

 


Symptoms

Depressed mood

Significant decrease in interest and pleasure

Decreased appetite and weight loss (increased appetite and overeating)

Insomnia (hypersomnia)

Psychomotor agitation or psychomotor inhibition

Decreased energy and fatigue

Feelings of self-worth and guilt

Decreased ability to think and concentrate, difficulty making decisions

Suicidal thoughts, recurrent thoughts of death

 


Types of Depression

 


Melancholy Affinity Type Depression

Depression is common among middle-aged and older adults. It is the conventional depression we recognize as depression. Related temperaments include the obsessive temperament proposed by Shimoda and the melancholy affinity personality proposed by Thelenbach (bookkeeping, perfectionism in everything, strong sense of responsibility, and meticulous attention to interpersonal relationships). Symptomatic features include agitation and inhibition, exhaustion and guilt, and constant contemplative suicide attempts that may be completed.

 


Dyschymic Affective Depression (Modern Depression)

Depression that has become more common in recent years among adolescents (relatively young people in their 20s and 30s). Related temperaments include "student apathy" proposed by Walters, and a tendency toward retreat and apathy.

Symptomatic features include feelings of inadequacy and fatigue, avoidance and other-punitive feelings (tendency to blame the world and others, with little sense of guilt toward oneself), impulsive self-harm, and mild suicide attempts.

 


Masked depression

Depression in which the patient complains more strongly of physical symptoms (e.g., inability to sleep, persistent low-grade fever) than of mental symptoms (e.g., depressed mood, irritability), which are common in depression.

 

 

 

cf.

Before DSM-5, it was collectively called mood disorder along with bipolar disorder.

 


Serotonin is a neurotransmitter that is thought to function to bring about mental stability. As a pathogenic mechanism of depression, serotonin, together with dopamine and noradrenaline, are collectively referred to as monoamines, and the hypothesis that these monoamine phenomena are associated with the occurrence of depression is called the monoamine hypothesis.

  

 


Diagnostic Criteria for Depression

A. Five (or more) of the following symptoms are present during the same 2-week period, causing a change from pre-morbid functioning. At least one of these symptoms is (1) depressed mood or (2) loss of interest or pleasure.

(1) depressed mood

(2) Significant decrease in interest and pleasure

(3) Appetite change and weight change (decrease or increase)

(4) Sleep disturbance (insomnia or hypersomnia)

(5) Psychomotor agitation or cessation

(6) Fatigue or loss of energy

(7) Feelings of worthlessness or guilt

(8) Decreased ability to think and concentrate or difficulty making decisions

(9) Suicidal thoughts and suicide attempts

 


B. The symptoms are causing clinically meaningful distress or impairment in social, occupational, or other important areas of functioning.

 


C. The episode is not due to the physiological effects of the substance or to another medical disorder.

 


D. The depressive episode is not well explained by schizoaffective disorder, schizophrenia, schizophreniform disorder, delusional disorder, or other specified and unspecified schizophrenia spectrum disorders and other groups of psychotic disorders.

 


E. No manic or hypomanic episodes have ever been present.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

 

 

 

Bipolar disorder

A condition in which mood swings exceed the normal range and persist continuously.

 

Symptoms

 

Mood swings

Becomes angry over trivial matters

Increased talk

Cannot help but act

Can't stop talking

Easily distracted

Increased social activities such as work

Increased aimless behavior

 

 

 

Types of Bipolar Disorder

 


Bipolar I Disorder

Normal recurrent depression in which the two mood states of "manifest" (elated state) and "depressed" (depressed state) appear repeatedly.

 


Bipolar II disorder

Manipulative depression in which the "depressed" state appears normally but the "manic" state appears as a mildly charged state. At first glance, it can be mistaken for depression.

 


Mood Cycling Disorder

Mild bipolar disorder. Not normal mood swings, but not as severe as bipolar II.

 


cf.

Prior to DSM-5, both bipolar disorder and depression were collectively referred to as mood disorders.

 


Diagnostic Criteria for Bipolar I Disorder

A. At least one manic episode

B. The onset of manic and depressive episodes is not well explained by schizoaffective disorder, schizophrenia, schizophreniform disorder, delusional disorder, or other identified or unspecified schizophrenia spectrum disorders and other psychotic disorders.

Manic episodes

A. Abnormally and persistently elevated mood, open or angry. In addition, there is unusual and persistent heightened goal-directed activity or vigor. These unusual periods persist for most of the day, nearly every day, for at least a week (or for any length of time if inpatient treatment is required).

→Emotional disturbance causes exhilaration/easiness to be markedly different from usual

 


B. During the period of impaired mood and increased activity or vitality, three (or more) of the following symptoms (four if mood is exclusively irritable) are exhibited to a significantly different degree, representing a distinct change from usual behavior.

(1) Hypertrophy or exaggeration of self-esteem

(2) Decreased need for sleep

(3) More talkative than usual or a sense of urgency to keep talking

(4) Subjective experiences such as ideation or jostling between ideas.

(5) Distractions (i.e., attention is too easily diverted to other unimportant or irrelevant external stimuli) are reported. or observed.

(6) Increased goal-directed activity (either social, at work or school, or sexual) or psychomotor agitation (i.e., meaningless nongoal-directed activity)

(7) Enthusiasm for activities that are likely to lead to troubling outcomes (e.g., devotion to uncontrolled buying, sexual indiscretion, or investment in ridiculous ventures).

 


C. This mood disturbance is causing significant impairment in social or occupational functioning, or is severe enough to require hospitalization to prevent harm to self or others, or is accompanied by psychotic features. (Significant impairment in functioning)

D. This episode is a result of a substance (e.g., drug abuse, pharmaceuticals. or other treatment) physiological effects, or due to other medical illness. (Exclusion Criteria)

 


Diagnostic Criteria for Bipolar II Disorder

A. At least one hypomanic episode meets the diagnostic criteria ("hypomanic episode" section, criteria A~F), plus at least one depressive episode has met the diagnostic criteria ("depressive episode" section, criteria A~C).

B. No previous manic episodes.

 


Hypomanic episodes

 


A. Abnormally and persistently elevated mood, open or angry. In addition, unusual and persistent periods of heightened activity or vitality that are unusual and persist for most of the day, nearly every day, for at least 4 days.

 


B. During the period of impaired mood and increased energy and activity, three (or more) of the following symptoms (four if mood is exclusively irritable) persist and show markedly different changes from usual behavior, which are significantly different It is so indicated that it has

(1) Hypertrophy or exaggeration of self-esteem

(2) Decreased need for sleep

(3) More talkative than usual or a sense of urgency to keep talking

(4) Subjective experiences such as ideation or jostling between ideas.

(5) Distractions (i.e., attention is too easily diverted to other unimportant or irrelevant external stimuli) are reported. or observed.

(6) Increased goal-directed activity (either social, in the workplace or school, or sexual), or psychomotor agitation (i.e., meaningless nonpsychoactive activity)

(7) Enthusiasm for activities that are likely to lead to troubling outcomes (ex: devotion to uncontrolled buying, sexual indiscretion, or investment in ridiculous ventures, etc.)

→Same as manic episodes.

 


C. During this episode, the person is associated with unquestionable changes in functioning that are not unique to the person in the absence of symptoms.

→whether or not different from usual.

 


D. Mood disturbances and changes in functioning are observable to others.

→Whether or not it is observable by others

 


E. The episode is not significant enough to cause significant impairment in social or occupational functioning or require hospitalization. If accompanied by psychotic features, the episode is by definition a manic episode.

→Not significantly impaired functioning

 


F. The episode is not due to the physiological effects of a substance (ex: drug abuse, pharmaceuticals, or other treatment) or other medical condition.

 


Differentiating Depression from Bipolar Disorder

The person presenting with depression should be asked if there is a history of manic episodes. Clues to look for bipolar disorder among those diagnosed with depression include response to antidepressants (e.g., whether antidepressants have caused mania), symptoms (e.g., agitation, irritability, overeating or increased appetite), and medical history (recurrent episodes, family history, young onset).

 


Treatment Considerations for Bipolar Disorder

 


Bipolar disorder is treated with mood stabilizers to prevent episodes. Medications for bipolar disorder often require the patient to endure painful side effects. You may have to take several different medications. Frequent blood draws are also required. The patient's own awareness of the disease and cognitive function may deteriorate. Understanding the above, support can be considered for patients who do not receive proper drug treatment. In addition, since it is extremely difficult to prevent recurrence of episodes with medication alone, interpersonal and social rhythm therapy should be used in combination. Cognitive-behavioral therapy for insomnia, psychotherapy for anxiety, and biofeedback therapy for physical symptoms are also considered effective.

 

 

 

 Question.

 


[1]

Briefly explain the following terms.

mood stabilizer

(Department of Clinical Human Sciences, Graduate School of Humanities and Social Sciences, Shizuoka University)

 


[2]

What are the following mental symptoms or disorders?

Loss of life energy, pessimistic thinking, guilt, and thoughts of death.

(Kyoto Gakuen University, Graduate School of Humanities and Sciences, Department of Human Culture)

 


[3]

Self-assessment of depression (1) is a well-known self-administered rating scale for depression, and (2) is a well-known rating scale for depression based on interview and observation.

(Department of Clinical Psychology, Graduate School of Human and Social Studies, Hosei University)

 


[4]

Answer the most appropriate word or phrase in parentheses.

In endogenous depression, symptom (1), which is more severe in the morning and somewhat less severe in the evening, is more likely to be observed. In addition, autonomic symptoms such as anorexia, light-headedness, and constipation are also characteristic of endogenous depression, and (2) is the one in which the mood disorder is less prominent and the patient often visits an internist with physical symptoms as the main complaint. In the treatment of prolonged depression, Beck's method (3) has been effective.

(Department of Clinical Psychology, Graduate School of Human and Social Studies, Hosei University)

 


[5]

Which of the following symptoms is often observed in the manipulative state? Choose the most appropriate one.

Thought suppression 2. Behavioral suppression 3. Lack of inhibition 4.

(Department of Clinical Psychology, Teikyo Heisei University Graduate School of Clinical Psychology)

 


[6]

Describe the characteristics of melancholy-affected depression and modern depression, comparing the two concepts.

(Department of Clinical Psychology, Graduate School of Human Studies, Taisho University)

 


[7]

Mood disorders are broadly classified into two types: (1) unipolar and (2) unipolar affective disorders. The pre-symptomatic personality of depression, a unipolar affective disorder, is well known as the (2) personality proposed by Kozo Shimoda and the (3) personality proposed by Terenbach.

(Department of Clinical Psychology, Graduate School of Human and Social Studies, Hosei University)

 


[8]

The DSM-5, released by the American Psychiatric Association in 2013, has several changes in diagnostic criteria for depression and other disorders with depression as a major symptom, compared to the classification and diagnostic criteria in the DSM-IV. List the changes in order and mention any advantages and/or disadvantages to the client as a result of the changes. Be sure to include any depression/depression that develops postpartum. 

(Nagoya City University, Graduate School of Humanities and Sciences, Department of Humanities and Sciences)

 


[9]

Which of the following neurotransmitters is most relevant to depression?

1. acetylcholine 2. adrenaline 3. oxytocin 4. serotonin

(Department of Clinical Human Sciences, Graduate School of Humanities and Social Sciences, Shizuoka University)

 

 

 

 

 

 

Solution.

 

 

 

[1]

Mood stabilizers. A psychiatric medication used to treat mood disorders characterized by severe and persistent mood changes, typically bipolar disorder. The term "antimanic" is generally used for mood stabilizers, a remnant of the era in Japan when only antipsychotic and antimanic drugs were classified as such.

 


[2]

depression

 


[3]

1, SDS

2, HAM-D

 


[4]

1, Diurnal variation

2, Masked depression

3, Cognitive Therapy

 


[5]

5

 


[6]

 Melancholy-affected depression is a conventional depression, a depression with the pre-psychotic personality of depression proposed by Thelenbach. It is characterized by an ordinary and perfectionist attitude toward everything, as well as a strong sense of responsibility and meticulous attention to interpersonal relationships. They have a strong sense of guilt and depression, as well as a rare desire to die.

 On the other hand, modern depression, also known as dysthymia-affected depression, is a type of depression that is more common among relatively young people in their 20s and 30s in recent years. The depressed mood and desire to die that are characteristic of melancholy-affected depression are less prominent, and a sense of inadequacy and malaise tend to come to the fore. In addition, there is little sense of guilt toward oneself, but rather a tendency to blame the world or others, such as "It is the fault of the current society or the company that I am in this state.

 

 

 

[7]

1, Bipolar

2, Obsession

3, Melancholy affinity type

 


[8]

One of the changes is that "postpartum depression," which is an accompanying symptom of Major Depressive Disorder, has been expanded to include "depression before and after childbirth. Therefore, the DSM-5 expanded the time period and changed the term to "peri- and postpartum depression" to include the period during pregnancy and the first four weeks after delivery. Clients benefit from the longer period of time that "postpartum depression" is treated.

 


[9]

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